013. 鋭さと鈍さについて

この間とある友人と話をしていて、感覚を「鋭さ」と「鈍さ」から捉え、特に「鋭くあること」に重きを置く観方というものの影響力が未だに強いのだなと思うことがあった

10年くらい前は自分もそういう捉え方に大分影響を受けていた時期があったけれど、色々やっていく内に、物事はそこまで単純ではないと感じるようになった

例えば自分の場合、ある種の自分の 「鋭さ」を更に鋭利にしていくと、一種の「過敏」になってしまい、かなり不調をきたしたりすることがあった

そういう経験から「鋭さ」・「鈍さ」にも色々あり、状況に応じてそれが強さになることもあれば、弱さになることもあるという、今考えてみれば当たり前に思えることに気がつくようになった

ある世代や時代においては、一種の「鋭さ」を求めることが重要なテーマなのだったと思う

ただ同時に、「現代人は」、「自分は」といった主語を用いて、『感覚が鈍いから、感覚を鋭くしなければならない』というような単純な話ではもうなくなっているとも感じる

もしこのことを考えていくなら前提として

『そもそも「鋭い」、「鈍い」とは何か?」

という観点はスタートラインに一つ置いておきたいと思っている

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